京都府立大学山岳部の活動報告

雄山東尾根

日程:前夜発11月20日〜22日               
超特大の寒波がちかづいてくる中、             文責:藤井
雄山東尾根に上回生のみでチャレンジしました。

参加者:藤井(3)、安西(2)、コリオリ(京大2)、ナベさん(OB)、そして中西さん(OB)も!

「雪の11月に、バスで行く立山の雪上訓練だけでは物足りない!」
という府大と京大の2回生の要望によって、この計画が立ち上がりました。
概要は、
「昨年とおなじく立山周辺にて一回生の雪上訓練、の前に上回生は雄山東尾根を越えて室堂に入ろう」という計画です。「だめならロープウェイで」とむりやり入れ込んだ計画だけに完登はなりませんでした。

信濃大町についた時点で雪。扇沢にいくと大雪。
単独で来た中西さんと合流し、朝一番で黒部ダムへ向かう。黒部平までしか行かない人は、いまでは少ないようで、駅の人にはかなり珍しい目で見られた。
黒部ダム上
黒部ダムを渡るメンバー。「安西、ナベさん、中西さんはどれだ?」

東尾根、トレースはなし。いきなりラッセル。次々交代。降雪中の進度は時速100m!?
時速100mラッセル
一日中ラッセルしたが、2000mを越えるので精一杯。後ろを見ると、黒部平がすぐそこにある悪夢。

標高2000mのテント場
テント場

翌朝、いけるところまで行く!というので空身でアタック。始終ラッセルで、リミットの10時には2300mまでしか行けず。敗退。残念。
雪まみれで敗退

中西さんはまだ登るというので別れて下山。下りも4人のラッセルだがかなりしんどかった。
しかし久しぶりに、「ゆきやま」という感じが味わえて楽しかった。
黒部平から大観峰をへて室堂に向かう。

・・・この後、中西さんも一人ラッセルで登頂はかなわず、敗退したそうです。お疲れ様です。


総括:「雄山東尾根を二日で完登」は、計画的に無理があったのだがしかし、2回生2人が「登れなくてくやしい!また挑戦したい」と言ってくれたので、2回生のステップアップとしては大成功だった。

いぇい!(^O^)/

コメント


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山行を終えて・・・

色々思うところはありますが、授業を犠牲にしても行って良かったと思います。必ずリベンジします。色々な形で協力してくださった方々・心配して下さった方々に感謝です。ありがとうございました。

安西 | URL | 2008年11月26日(Wed)18:33 [EDIT]


感想

1、雪上歩行
いろんな雪の状態で歩いて欲しいと思います。
今回は標高2500M以下のもぐる新雪でしたが、頂上稜線でも樹林帯はああいうのがあります。
クラスト、アイスバーン、パウダー、湿度をたっぷり含んだ重い雪、ざらめなど。
雪の状態やその変化にいち早く気がつくのは、トップを切ってラッセルしている人です。たくさん、トップでラッセルしましょう。

2、風について
今回は雪に苦しめられましたが、一番厄介なのは風です。それを想定して冬山装備をそろえたり、テントの設営トレーニングをしましょう。装備を始め、テントが風で飛ばされるとしゃれになりません。ひとつでも物を飛ばすと致命的です。また、風によって体温がどんどん奪われるので、非常に注意が必要です。視界もさえぎられます。正確な現在位置の把握が必須です。凍傷にもなりやすくなります。
風の弱い吹き溜まりにテントを張ると埋没しテント圧壊の危険があります。風が強すぎると、テント設営そのものが難しいです。適度に風の強いところを選ぶべきです。以上のように行動にミスが許されなくなります。


失敗から学び、遭難記録をたくさん読んでください。
賢い、本当の意味で強い山屋さんになってください。
長々と書いてしまいましたが、以上を感想とさせていただきます。

中西 | URL | 2008年11月26日(Wed)22:20 [EDIT]


おお〜、こんなに雪の積もった黒部ダムは初めて見ました。ラッセルお疲れ様です。

しんたに | URL | 2008年11月28日(Fri)06:42 [EDIT]


気付いた事

今回行けなかったのは9割天気のせいですが、そもそも日数が少なかったのにも原因はあると思います。
今回の山行で気付いた事は↓
1、状況判断
現在地、積雪の状態、地形、ルート取り、天気、日数、パーティーの状況などよく考え経験をつむことが必要でしょう。特にリーダーの責任は重く、冷静かつ慎重に考えるべきだとおもいます。
2、生活技術
テント内の生活技術が気になります(濡れ対策など)。長期になると細かい工夫で差が出て来ます。年末にむけて是非工夫して下さい。 また、テント張る時はくれぐれも慎重に。
3、ラッセル技術の向上
たくさんラッセルして経験値を上げましょう。

皆やる気も体力もあり、これからどんどん伸びると思うのでがんばって欲しいです。
今回は行けませんでしたが、登れた山より、登れなかった山のほうが勉強になるし、印象に残ります。大きな自然に比べたら、人間なんてちっぽけで生きてる命は不思議だとつくづく思います。それが感じられただけでも有意義な山行になると思います。

ナベ | URL | 2008年11月28日(Fri)22:51 [EDIT]


中西さん、ナベさん
お忙しいところぼくたちの山行について来ていただいてありがとうございました。
そして、後輩のためにいろいろと諸注意をありがとうございます。現役部員全員でこれを受けとめ、今後の活動に活かしていきたいと思います。

特にナベさんは冬合宿にも来ていただけるというので感謝します。12月もよろしくお願いします。

ふじい | URL | 2008年11月30日(Sun)21:25 [EDIT]


 

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